2018年2月22日

妊活と呼吸の話２｜枚方市　交野市　不妊鍼灸たまご堂

こんにちは。大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院たまご堂　鍼灸師の杉本です。

今回は前回に続き【妊活と呼吸】について書いていきたいと思います。前回の呼吸についての内容は呼吸によって酸素（O2）をいかに多く体内に送り込むことができるか、また酸素が妊活にとってどれだけ重要かなどをお伝えしました。

今回はまた違う視点から呼吸の大切な役割があることをお伝えしていきたいと思います。

 

骨盤も浮腫む！？

骨盤を上向きのサラダボールだと想像してください。血液の流れが悪いとこのサラダボール（骨盤内）に古い血液やリンパ液が溜まってしまいます。骨盤の位置は体幹（上半身）で一番下になります。足が夕方になったら浮腫むのと同じで骨盤内も浮腫みます。浮腫んだ状態では血液循環も悪くなり、どんどん冷えてきます。骨盤内が冷えるということは骨盤内にある子宮や卵巣も冷えます。冷えた子宮や卵巣では卵の成長が悪くなったり、受精卵が着床しづらくなったりする原因になってしまいます。

 

呼吸で骨盤の浮腫みを解消しましょう！

さて、浮腫みを取ろうと思ったら何をされますか？例えば足が浮腫んだりした時は足をマッサージして浮腫みをとったりしますよね？当然マッサージした後は足が軽くなったり細くなったりします。夕方ブーツがきつかったのがマッサージした後だと楽に履ける経験をされたという方はたくさんいるのではないでしょうか？なんでマッサージしたら浮腫みが取れるかと言いますと、筋肉を押すとその部分に圧力がかかります。圧力がかかった静脈（心臓に戻る血管）は心臓に帰っていく力が加わって今まで血液が停滞していたのが一気に押し上げられ、足の浮腫みが解消されるのです。

この仕組みを呼吸で利用できれば骨盤内の浮腫みが解消されるのです。

ブログで何度も呼吸のお話をしているように、お腹がしっかり膨らむように息を吸うことで横隔膜が下に下りお腹に圧力が加わります。圧力が加わったお腹（骨盤内）の古い血液（停滞していた）が一気に心臓へ押し上げられます。このようにしてお腹の浮腫みを解消していく必要があるのです。

このような呼吸法をしっかりできるようになれば今まで冷たかったお腹が温かくなったり、硬かったお腹が柔らかくなったり様々な変化が体感できるかと思いますのでぜひやってみてくださいね。

 

まとめ

お腹（骨盤内）が浮腫んでいると妊活にとってよくありません。うっ血していることで新鮮な血液が入ってきにくくなったりして酸素やホルモン、栄養素まで届きづらくなってしまいます。だからお腹が浮腫まないよう正しい呼吸法をする必要があります。いつでもどこでもできることなので意識してやってみてください。

もし正しい呼吸の仕方が分からなければ遠慮なくたまご堂までご相談ください。

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本日も最後までお読みくださりありがとうございます。