2017年11月17日

基礎体温ちゃんと測れてますか？

大阪府枚方市の不妊整体・不妊鍼灸専門院　たまご堂です。

今回は基礎体温についていろいろ書いていきますね。

ズバリ！

基礎体温は本当に重要です！！

妊活頑張られている方で基礎体温を測られていないという方は、明日からでも測っていただきたいです。

 

基礎体温はどんなことがわかるの？

１、適切な時期に適切なホルモンがしっかり出ているかわかります。

生理のある女性には周期によってそれぞれ出るホルモンがあります。

例えば、高温期に基礎体温が上がっていないという方は、高温期に出るホルモンP4（プロゲステロン）がしっかり出ていないということがわかります。

P4（プロゲステロン）というホルモンは子宮内膜の厚さを維持し、体温を上げて妊娠できる準備をしているのです。

また、しっかりP4が出ることにより残ってしまった古い卵を処理してくれるという働きもあります。

 

２、質の良い卵が育っているかわかります。

妊活を頑張られている方において卵の質は非常に重要です！

卵の質が良くないと、受精はしてもその後うまく分割してくれなかったり、着床しなかったりします。

例えば低温期に基礎体温が３６、５℃やそれ以上という方はあまり良い卵が育っていない可能性がわかります。

なぜかと言いますと、これは当院や当院が所属しているグループの日本不妊整体協会の統計ですが、低温期の基礎体温が３６．２℃くらいが最も妊娠・出産に至る確率が高いからです！

 

３、排卵日が予測できます。

何周期か基礎体温を測っていると大体のパターンがわかってきます。

そうすると、低温期から高温期に向かう途中で急に体温がガクっと下がる時（LHサージと言います）があり、その日から数日の間に排卵していると予想されます。

何周期か基礎体温を測っていると、だいたい自分が何日目に排卵しているなとわかりますので、タイミングが取りやすくなります。

 

基礎体温の測り方

１、夜寝る前に必ず枕元や手が届く所に置いておく

基礎体温を測る注意点として、朝目が覚めたら体をなるべく動かさずに測るというのが大事になってきます。

目が覚めて基礎体温計がどこに行ったかウロウロ探してしまったり、トイレに行ってから測ろうとしたりしてはそれだけで基礎体温に変化が出てしまい正確な数値が測定できません。

一度目が覚めるとその時点から脳が反応し働き始めてしまいます。

ですから夜寝る前に必ず枕元や手の届く範囲でいつも決まった場所に基礎体温計を置いて朝目が覚めた時にすぐ取れるよう準備しておきましょう。

 

２、なるべく同じ時間に測りましょう

基礎体温を測るのになるべく同じ時間に測った方が正確な数値の測定ができます。

ですから、休みだからといっていつもより長く寝てしまってはそれだけで基礎体温に変化が出てしまいますので、正確な数値の測定ができません。

休みの日でもアラームを設定してなるべく同じ時間に測るようにしましょう。

 

３、アラームがなる前に目が覚めてしまった場合はどうするの？

いつも設定している時間より早く目が覚めてしまった場合は、その目が覚めた時点で基礎体温を測りましょう。

上記にも書きましたが、一回目が覚めた時点で脳も働き出しますので、設定している時間より早く目が覚めてしまったらその目が覚めた時に測ってください。

トイレに行っていつも起きる時間までまた寝てしまっては基礎体温に変化をもたらしてしまいます。

 

４、測る場所はいつも同じ場所で

基礎体温を測る場所もなるべくいつも同じ場所で測りましょう。

測る場所は舌下（舌の裏側）がいいでしょう。

舌を上に持ち上げると真ん中に筋（スジ）があるのがわかると思うのですが、この筋の左右どちらか決めていつも同じ方で決めて測りましょう。

 

５、基礎体温を測っている時は口を開けない

基礎体温を測っている時に口を開けないようにしましょう。

測っている時に口を開けて口の中に空気が入ってしまうとそれだけで温度が変化してしまいます。

測っている時はなるべく静かに、口を開けないようにしましょう。

 

まとめ

基礎体温は卵巣や子宮がちゃんと働いてるかを診る自分でわかる一番の指標になります。

当院でも基礎体温を見ながらその時に合わせた治療を選択していきます。

例えば低温期の基礎体温が高ければ下がるようなアプローチをかけますし、患者様にも体温が下がるような自宅でのアドバイスもさせていただいております。

その周期によって体温をコントロールすることが非常に大事です！！

 

また、病院で体外受精をする方でドクターから基礎体温は計らなくてもいいよ。と言われている方でも測っていただいてます。

なぜかと言いますと、基礎体温がしっかり低温期と高温期の二層性に別れてから移植に望まれた方が胚盤胞到達率や着床率が上がるという統計学的データがあるからです。

 

以上のことから基礎体温一つにしてもいろいろな情報が得られます。

基礎体温を見て治療の選択肢も変わります。

自宅での寝る時の服装なども変えて頂くこともあります。

自宅でのお灸の場所も変えて頂くこともあります。

ですから基礎体温がわかっているだけで有利になってきます。

少し面倒だと思いますが、頑張って最低３ヶ月は測ってみましょう。

この努力が妊娠に近づく一歩だと考えております。

 

当院では初回無料体験  &  無料メール相談がございます。

疑問に思ったことはなんでもご相談ください。

本日も最後までお読みくださりありがとうございます。