2017年10月23日

妊活に必要な栄養素とは？

 

枚方市の不妊鍼灸専門治療院　たまご堂の杉本です。

当院では栄養学の権威である新宿溝口クリニック院長溝口徹先生に師事し、分子栄養学（オーソモレキュラー療法）を学ばせて頂いており、一人一人にあった食事指導をさせて頂いております。

ドクターと連携し、血液検査のデータを参考に、妊娠活動に対して何が必要か？

妊娠できない原因は何なのか？を客観的なデータから紐解きます。

 

妊活において食事はとても大事です。

何を食べたらいいのか？

何を食べるとあまり良くないのか？

インターネットでも「〇〇を食べたら妊娠率アップ」や「このサプリを飲んだら、、、」などこれを食べたら、、、とか流行っているのが現状です。

でも実際これを食べたら妊娠する！などといったようなことはありません！

そもそも一人一人体の機能や消化・吸収能力などは違うわけですから、これを食べたら妊娠する！などはあり得ません！

この方に足りない栄養素はいったいなんなのか？

この方に必要な栄養素はなんなのか？

当院では、このような考え方で食事からしっかり足りない栄養素を足したり、または必要な栄養素を今よりも積極的に食べて頂いたりアドバイスさせて頂いております。

今回のブログでは「ママになる為の栄養学」の第１回目の投稿になりますので、

三大栄養素について少しお話していきますね。

まず、三大栄養素とは何か？

・糖質　・脂質　・たんぱく質

この三つが三大栄養素といわれています。

ここで皆さんの食事で実際に食べているものを思い出してみてください。

朝ご飯　昼ご飯　夕ご飯　どの栄養素を多く取られていますか？

ほとんどの方が糖質を多く取られているのではないでしょうか？

今回は糖質についてお話していきますね。

妊活をしていく中で糖質の取り過ぎが原因でなかなかゴールを迎えることができない方がたくさんおられますので。

糖質はたんぱく質や脂質とともに三大栄養素とされていて、ましてや糖は体のエネルギーの源とまで言われているのになんで？と思われた方もいらしゃるかと思います。

ではなぜ糖質の摂り過ぎが妊娠を遠ざけるのかを考えていきましょう。

まず、糖質を摂ることによって起こる反応はというと、血糖値の上昇です。

甘いものなど食べたら血糖値が上がるのが想像しやすいですよね？

糖質というのは甘いものだけではありません！

ご飯やパン、麺類といった炭水化物がそれに当たります。

糖質過多になってくると血糖値の急激な上昇が起こります。そのあとはといいますと血糖値が上がった分、今度はインスリンというホルモンの働きで血糖値が急激に下がって下がり過ぎて低血糖状態になります。そしてまた血糖値を上げにいきます。（この血糖値を上げるホルモンの一つがエストロゲンの材料でもあります。）

この血糖値の乱高下がホルモンの分泌や栄養素の吸収障害や代謝異常を起こします。

せっかく栄養も気にしてバランスよく食事をしていても血糖値の乱高下が毎食後起きていたらあんまりよくないイメージって湧いてきますか？

妊娠に必要なエストロゲン（E2）というホルモンも乱れてきます。

エストロゲン（E2）というのは子宮内膜を厚くするような命令を出したりするホルモンですので、体外受精においてもタイミングにおいてもしっかりと厚みのある内膜でないと着床しない原因にもなります。そのほかにもたくさんの妊娠の妨げになることもありますがここではこれくらいにして、次回以降説明していこうと思います。

このような血糖値の乱高下による影響を受けている方には特徴があります！

それは生理周期が長いような方です。

生理周期が長い方は血糖値の乱高下をしないような食べ方をするといいかもしれませんね。

当院ではご来院時にこのような栄養面もしっかりサポートさせて頂いております。

しっかりとわかりやすくホワイトボードに絵を描きながら丁寧にわかるまで何度も説明させて頂きます！

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