妊活と呼吸の話１　｜枚方市　楠葉　不妊鍼灸たまご堂

2018年2月21日

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こんにちは。大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院たまご堂　鍼灸師の杉本です。

今回のテーマは【妊活と呼吸】についてお話して行こうかと思います。

たまご堂へ通われている患者様の最初の課題は呼吸の練習なんです。あまりうまくできていない方は呼吸だけでかなり時間をかけることがあります。それくらい呼吸は重要なんです！はじめて当院へご来院いただいた患者様のほとんどの方は浅い呼吸をされています。ですが浅い呼吸だと妊活ではマイナスに働いてしまうのです。ですから深い呼吸ができるように一生懸命頑張っていただきます！（自宅や職場でもです。）

なぜそんなに呼吸が大事なのか？

呼吸はどんなイメージがありますか？ただ息を吸ったり吐いたりしてるわけじゃないんですよ！呼吸で一番重要なことは酸素（O2）を体の中（内臓、筋肉、各組織）に取り込むこと！です。体の一番のストレスは酸欠（酸素が足りなくなること）です。組織（ここでは子宮や卵巣）が酸欠状態ではエネルギーも作りにくくなりますし、何よりも血流が悪くなります。子宮や卵巣が酸欠を起こすと血流が悪くなり卵の成長が遅くなったり卵の質が下がってしまったりまた生理痛の原因にもなってしまいます。そんな状態では妊活では苦労します。

息を吸った時、酸素は肺で血液の中に入り込みヘモグロビン（鉄とたんぱく質がくっついたもの）の運搬作用によって各組織へ運ばれていきます。したがって浅い呼吸より深い呼吸の方がより多くの酸素を体の中に取り込むことができるのが想像できるかと思います。だから深い呼吸をして子宮や卵巣により多くの酸素を送って上げる必要があるんです！

まずはじめに大きく息を吸ってみましょう！

どうですか？息を吸った時一緒に肩も持ち上がっていませんでしたか？肩も一緒に持ち上がったという方！実はこの呼吸の仕方は浅い呼吸なんです。

では次にお腹が膨らむように意識をして息を吸ってみてください。しっかりお腹が膨らみましたか？しっかり膨らんだという方はその呼吸の仕方を意識して呼吸してくださいね。

全然お腹が膨らまなかった。もしくは息を吸う時にお腹をへこませて息を吐く時にお腹を膨らませてしまったりあべこべになってしまった方は少し努力が必要です！まずは鏡を見ながら練習してみましょう。実際に目で見て確認しながらやる方が早くできるようになりますよ。これは視覚を通して脳に直接その情報が入力されるからです。トレーニングなどもこの方法が効果が上がります！

妊活と話がずれてしまったので話を妊活に戻しますね。(^_^;)

呼吸が浅くなってしまう方の症状や特徴！

１、喘息がある方

喘息が既往歴にある方はすごく呼吸が浅いです。息を吸うことはできても息を吐くことがなかなか難しくて多くの方は吐けてないです。ですからしっかり呼吸のトレーニングが必要です。

２、二人目（三人目）を希望されている方

一人目を妊娠した時のことを思い出してください。妊娠した時のお腹の状態や呼吸の仕方どんな感じでしたか？お腹は赤ちゃんがいるためバランスを取るため後ろにのけ反るような状態ではなかったですか？呼吸はお腹に赤ちゃんがいるため常に浅い呼吸になっていませんでしたか？

二人目（三人目）を頑張られている方々の多くは出産後もこの状態（一人目妊娠した時）が続いてしまっているとお考えください。ですからもう一度呼吸を深くする必要があるんです。

そして呼吸が浅くなる原因がもう一つあります。それは産後の腹筋の状態です。産後よっぽど意識しないと腹筋は使われていません。妊娠している間はお腹に力が入るといけないので腹筋が自動的に緩みます。ですから産後もしっかり骨盤を締めることや腹筋を上手に使ってあげないとお腹に力が入りにくいのです。だからお腹を膨らませなかったりへこませられなかったりするのです。これで浅い呼吸が完成してしまうのです。