2018年1月19日

妊活においてたんぱく質の重要性

大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院たまご堂です。

今回のテーマは「妊活においてのたんぱく質の重要性」です。

皆様はたんぱく質しっかり食べていますか？当院へ来院される多くの方はたんぱく質の摂取が少ない方がほとんどです。何を食べられているかというとほとんどが糖質主体の食生活をされています。ご飯、パン、麺類といったように、、、。これではなかなか妊娠は難しいです。

たまご堂では初回のカウンセリングの際、食事についてもかなり詳しくお伺いします。それくらい食事が体に与える影響が大きいからです。皆様の体は今日までの食事で摂取したもので作られています。

ですから妊娠に向けた体質改善というのは努力と忍耐も必要になってきます。今までの食生活をもう一度見つめ直してこれから妊娠に向けた体づくりをしていく必要があります。

妊活でなんでたんぱく質が重要なの？

たんぱく質は全身の細胞を構成する主成分で、皮膚、粘膜、筋肉、内臓、髪の毛や爪に至ってもたんぱく質から作られています。血液やホルモン、神経までもたんぱく質で作られています。このことを考えるとたんぱく質を摂取していなければ様々な不調が出るようになってきます。

１、子宮や卵巣におけるたんぱく質

・子宮は平滑筋という自分では動かせない筋肉（たんぱく質）である。

・子宮粘膜もたんぱく質から出来ている。

・卵子もたんぱく質から出来ている。

・子宮や卵巣の血管の開閉を命令している神経もたんぱく質から出来ている。

といったように子宮や卵巣でもたくさんのたんぱく質が必要になってきます。

特に生理周期の低温期ではまさにたんぱく合成の場でもあり、そもそも食事でたんぱく質を摂取していなければ材料不足で卵胞の成長に大きく関わっていてなかなか卵が育たない。といったことにもなってしまいます。

２、たんぱく質不足で体が浮腫んでしまう

たんぱく質が不足してくると、肝臓があまり働かなくなってアルブミンというたんぱく質を合成できなくなってしまうので体は浮腫んでしまいます。アルブミンというたんぱく質は細胞外液を血中に引き込むという働きがあるため、アルブミンが作られない状態では体は血中への水分の引き込みが弱くなるため浮腫んできます。

体の浮腫みというのは妊活ではマイナスの要素になってしまうのでよくありません。

３、たんぱく質不足で貧血になる

動物性たんぱく質には鉄分が豊富に含まれています。ですのでお肉をあまり食べないといった食生活では鉄不足による貧血（隠れ貧血の方はたくさんいらっしゃいます）を起こしてしまう可能性があります。赤ちゃんは母体から大量の鉄を奪い取って成長していきます。母体に鉄が足りていないと成長に大きく関わってきて流産や早産の危険性も出てきます。

 

まとめ

私たちの体はほとんどたんぱく質でできているため食事からのたんぱく質摂取は必須です。

そしてたんぱく質は体の中に溜め込むことができないため毎食意識して取るようにしましょう。

１、３食たんぱく質を取る。

２、たんぱく質がしっかり吸収できるようによく噛むこと。

３、摂取したたんぱく質をうまく利用するためウォーキングなど適度な運動をする。

以上のようなことを意識しながら行ってみてください。お仕事や家事に育児と毎日が大変だと思いますが、少しづつでいいので頑張ってみてください。毎日の少しの努力が未来を変えてくれます。

本日も最後までお読みくださりありがとうございます。

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