2017年12月4日

卵の質を上げる方法

大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院たまご堂です。

今回のテーマは、

【卵の質を上げる方法】についてです。

卵の質を上げることはそんなに難しいことではありません！

自然妊娠においても人工授精や体外受精においてもこの卵の質というのがとても重要になってきます。

 

卵の質って何？

卵の質というのは、排卵した卵子が精子と受精し細胞分裂を繰り返し妊娠・出産に至る卵かどうかということです。

●卵の質が良い場合

質の良い卵というのは生理周期でだいたい１４日頃に排卵する卵子が統計学上最も質の良い卵だと言われています。

あとエコーで見てみないとわからないことですが、育ってきた卵胞の膜がしっかりして形もいびつではなく丸くなっている状態が良いとされています。

１４日頃に排卵する卵子というのは月経が始まると、脳からFSH（卵胞刺激ホルモン）という卵を育てる為のホルモンが分泌され、その命令を卵胞がしっかり受け取ることで排卵までの間卵が成長していきます。

この１４日間にしっかり子宮や卵巣の毛細血管を開きホルモンや酸素または栄養を届ける必要があります。

●卵の質が悪い場合

質の悪い卵というのは例えば１２日目に排卵が起こってしまったり、１４日を過ぎて１６日目やそれ以降に排卵が起こる場合の卵のことをいいます。

また、エコーで見ても卵胞の形がふにゃふにゃしてたり膜がしっかりしていない状態もよくありません。

卵胞の膜がしっかりしていないと、その膜から出るホルモンのE2（エストラジオール）という子宮の内膜を厚くする為のホルモンの分泌がしっかり出なくなり着床障害を起こしたり、E2がしっかり出ることにより脳が反応しFSHを抑えてくれるというネガティブフィードバックというシステムが狂ってしまいホルモンバランスが崩れてしまいます。

 

卵の質を良くする方法

卵の質を良くするには子宮・卵巣の血液循環を良くすることが最も重要です！！

しっかり子宮や卵巣の毛細血管を開いて血液循環を良くしてホルモンや酸素や栄養を届けることが何よりも一番重要です！

子宮や卵巣の血液循環が悪いとそれらが届かず卵の成長が悪くなってしまいます。

クリニックなどで排卵誘発剤を使っても卵がなかなかうまく育ってくれない。そんな方はたくさんおられます。まさに子宮や卵巣の毛細血管の開閉能力が弱いからです。

ではどうすれば子宮や卵巣の血液循環を良くなるのか？

しっかり横隔膜を使った呼吸法

子宮や卵巣は骨盤の中にあります。

骨盤を上向きのサラダボールだと思ってください。

夕方になると足が浮腫むのと同じで骨盤の中も浮腫んでしまいます。

血液が骨盤の中に溜まってしまいうっ血してしまいます。そのため新しい血液が入ってきにくいのが想像できるかと思います。

特に長時間座っているようなお仕事をされている方は注意が必要です。

骨盤の中が浮腫んだ状態では当然お腹も冷たいですが、子宮や卵巣も冷えています！

ですから、しっかりと骨盤内に圧力を加えて古い血液やリンパ液などを心臓に戻して上げて新しい血液をドクドク子宮や卵巣に送り込む必要があります。

静脈やリンパ管には血液が逆流しないように逆流防止弁というものがあります。

この逆流防止のための弁は圧力がかかると開き静脈血が流れ、圧力が抜けると閉じて逆流しないといった性質があります。

そこで横隔膜を使った呼吸法をすることで骨盤の中に圧力を加えて古い血液を心臓に送り返します。

横隔膜の動きの特徴

横隔膜は肋骨の一番下にあり息を吐く時に上に上がり、息を吸う時に下に下がるという動き方をします。

この動きを利用して息を吸った時に横隔膜が下がることによって骨盤の中に圧力を加えることができます。

このように横隔膜をうまく利用して骨盤の中に圧力を加えることで骨盤の中がうっ血しないように常に意識することが重要になってきます。

横隔膜をうまく使うポイント

まずは息を吐き切ることを意識してやって見てください。

ほとんどの方の呼吸は吸うことがメインになってしまっていてなかなか吐き切ることができません。

初めは苦しいかもしれませんが慣れてくると徐々に長く吐けるようになります。

しっかり息を吐けるようになると当然ですが息を吸える量も増えます。そうなるとしっかり横隔膜が骨盤内に圧力を加えることができます。

ぜひ毎日続けて見てくださいね。

 

まとめ

現代の人は呼吸の浅い方がたくさんいらっしゃいます。

人はちょっとしたストレスがかかることでも簡単に呼吸が浅くなってしまいます。

妊活頑張っていく中で呼吸が浅いということはすごく不利になってしまいます。

●骨盤内の循環が悪くなる。

●血液中の酸素の量が少なくなる。

●疲れやすい。

●夜寝つきが悪い。または途中で目が覚めたり、夢を見てしまう。

●首や肩が凝る。

●すぐイライラしてしまう。

●自律神経が乱れてしまう。

など、まだまだありますが上記のようなことが起こるだけでも妊活ではマイナスに作用してしまいます。

ですから、しっかり横隔膜を使った呼吸法を身につけて頂き、妊娠体質になるよう頑張りましょう！

毎日の少しづつの努力が妊娠への一番の近道です！

当院には初回無料体験  &  無料メール相談があります。

ぜひご活用ください。

本日も最後までお読みくださりありがとうございます。