2017年11月6日
生理痛が不妊の原因?
大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院 たまご堂の杉本です。
今回は生理痛が不妊の原因になるの?というところを書いていきますね。
結論からいいますと、生理痛は不妊の原因になります!
当院の初回のカウンセリングでも必ず生理痛の有無を確認いたします。そして、生理痛があると答えられた方には、まずショートゴールとして生理痛が起こらないような身体作りをしていきましょう。とお伝えしております。
ではなぜ生理痛が不妊の原因になるかを掘り下げていきましょう。
生理痛の原因
1、プロスタグランジンの過剰発生
生理痛の主な原因は子宮内膜にあるプロスタグランジン(発痛物質)が過剰に出ることが原因と言われています。
このプロスタグランジンは子宮を収縮させ子宮内膜を剥がして外へ排出させる働きがあります。また血管を収縮させる働きもあります。
生理が始まると
⚫︎下腹部がキリキリするような痛みや鈍痛がある。
⚫︎腰が痛くなる。
⚫︎頭痛がする。
⚫︎胃腸が痛くなったり吐き気がする。
このような症状が出ることはこのプロスタグランジンによる影響が強いものとされています。
また、
クリニックの検査にて
⚫︎子宮内膜症
⚫︎子宮筋腫
⚫︎チョコレート嚢胞
などの診断を受けた方はひどい痛みを訴えられる方も数多くいらっしゃいます。
2、冷え症などの血行不良・下肢(腹部)のむくみ
冷え症で悩んでいる女性は非常に多いです!
手足はもちろんですが、お腹が冷たい方もたくさんいらっしゃいます。自分ではあまり意識はしていなくても触ってみると冷たい・・・。
お腹や腰回りが冷たいだけでも生理痛は起こります!よく考えると当たり前の話なのですが、冷たい場所は基本的に血液循環が悪いです!子宮や卵巣に血液が回って来ていない、もしくはうっ血(血液が停滞している)ということです。
経験されたことがある方もおられると思うのですが、冬の寒い時にいきなり走ったりすると足がつったり痛くなることありませんでしたか?
また怪我をしないようにと予防でストレッチしたり準備運動をしますよね?
まさに子宮でも同じことが起こっています。
血液循環の悪い子宮(冷えているお腹)がいきなりぎゅっと収縮しようとするとどんなイメージが湧きますか?
痛いですよね・・・。まさに子宮のこむら返り(痙攣)です!
このような状態ではあまりよくありませんので対策が必要となって来ます。
3、ストレス
今の時代ストレスは当たり前になって来ています。
・仕事でのストレス
・家庭でのストレス
・対人関係でのストレス
・金銭的なストレス
など様々なストレスが存在します。
このようなストレスを日常に感じているとホルモン(内分泌)の働きにも影響します。
内分泌ホルモンとは
・エストラジオールE2(エストロゲン)
・黄体形成ホルモンLH
・黄体ホルモンP4(プロゲステロン)
などが関わってくるのですが、ストレスによりこれらのホルモンが必要な時にしっかり出なくなってしまうのです。
ホルモンがしっかりと出ないということは当然ですが生理周期なども乱れて来ます。
まず生理周期でいう高温期に出るホルモンであるP4(プロゲステロン)が出ないことによりプロスタグランジンを抑えきれなくなり、生理痛が出てしまうのです。この辺りは後日詳しく解説していきますね。
4、喫煙
当然ですが喫煙により血管の収縮が起こりますのでよくありません。妊活をしているのであれば止めた方がいいです。
妊娠して喫煙をしていた場合、母体だけでなく胎児へのリスクがかなり上がります!!
生理痛がある人の特徴
⚫︎手足やお腹が冷たい
⚫︎足がむくみやすい
⚫︎生活が不規則である
⚫︎甘いものや炭水化物が好きである
⚫︎ストレスが溜まりやすい
⚫︎すぐ疲れる
⚫︎野菜は食べるがお肉はあまり食べない
⚫︎首や肩が凝る
⚫︎コンビニや外食をよく利用する
⚫︎朝起きるのが辛い
などまだまだありますがこの中で1つでも当てはまるものがあれば少し見直してみると変化があるかもしれませんよ。
子宮や卵巣の循環が良いのか悪いのか簡単にわかる方法
⚫︎月経血にレバーのような塊が出る
⚫︎経血が粘りがありドロドロしている
⚫︎経血の色が暗褐色である
⚫︎経血の量が少ない
⚫︎一週間過ぎても出血が続く
などの状態がある方は子宮や卵巣の循環があまりよくありません!
生理痛を起こさない為の予防法
1、呼吸法
当院でも必ず毎回施術前と施術後でチェックするほど呼吸は大事です!
呼吸が浅い方が非常に多いです。呼吸が浅いと自律神経の交感神経(興奮した時に出る神経)が緊張してしまって、副交換神経の緊張が弱くなり内臓(ここでは子宮や卵巣)の活動が弱くなって、骨盤で古い血液が溜まったりして新鮮な血液が骨盤(子宮や卵巣)に入って来にくくなってしまいます。ですからしっかりと副交感神経を緊張させるような呼吸法が大事になってきます。
仕事を頑張られている方は特に浅くなりやすいので意識してみてください。
2、歩行法
普段はあまり歩き方なんて気にしないですよね?でも、妊活を頑張られている方には歩き方は非常に大事です!ちょこちょこ歩きはあまりよくありません。歩いている時もしっかり子宮や卵巣を意識して歩いた方が有利なのは間違いありません。
ポイントは腸腰筋という筋肉を意識しながら歩く!です。筋肉は使えば温かくなるイメージが湧くと思うのですが、まさにそれを利用します。腸腰筋のすぐそばには卵巣が存在します。ですから歩く時はしっかり腸腰筋を使って筋肉に熱を持たせ骨盤の温度を上げていきます。
あまりよくわからないという方はいつもより少し歩幅を大きくして歩くと良いですよ。
3、お灸法
お灸は古くから伝わる体を温める手段として効果の高いものだと思います。現在でも活用されているということは効果があるから使われているものだと思われます。そのお灸をご自身でも施すことにより、子宮や卵巣の循環を良くすることができます。
間違ってはいけないのは一回やって温かくなったからそれで終わりでは決してありません。毎日継続することにより少しずつ効果を発揮するものだとお考えください。
当院では特殊な方法で患者様に自宅でお灸をして頂いてますが、まずはせんねん灸でも構いませんのでぜひお試しください。
まとめ
生理痛があると妊娠しにくいというのは
1、子宮がぎゅっと収縮して硬くなってしまっては受精卵が着床しづらくなります。受精卵は硬いベッドよりふかふかの柔らかいお布団の方が着床しやすいからです。
2、子宮が収縮してしまうとその周辺の子宮や卵巣に栄養を運ぶ為の血管も同時に収縮してしまう為子宮や卵巣にホルモンが届きにくくなります。ホルモンが届かなければ良い卵が育ちにくくなります。
かなり大まかではございますが、生理痛が不妊の原因になるということはこういうことです。ぜひイメージしてみてください。
当院では初回無料体験 & 無料メール相談をご用意しておりますので是非ご活用ください。
本日も最後まで読んでくださりありがとうございます。
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